2008-01-01から1年間の記事一覧

後期高齢と他の制度の不整合

実際に導入してみないとわからないことがあるのはわかるが、他の制度との不整合があまりに目に付く。例えばこんな例。 (1)自動的に無保険になっている ご主人が会社の保険に加入していた人が後期高齢に移行すると、それまで扶養だった家族は自動的に無保…

国民健康保険も年金天引きになるのだが

一定の条件を満たすと国民健康保険も年金天引きになることになっているが、いまだにマスコミでは報道が無い。きっと騒ぎになってから報道するのだろう。 社会の木鐸が聞いてあきれる。 リアルタイムで国に抗議できる手段を国民はマスコミ以外持たない。その…

秋葉原の「惨劇」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000011-maiall-soci個人的にはこの手のニュースを見ないようにしているのだが、うっかり見てしまった。 現行犯で逮捕された人の来歴を憶測や伝聞を交えわかりやすく報道していた。 テレビが映し出した彼の姿は…

あたりまえなのでは

今度は保険料を過大に徴収した自治体がある、と騒いでいる。 http://www.excite.co.jp/News/politics/20080607023000/20080607M10.161.html「誤徴収」の事実を指摘する記事だが、どのような基準で「誤り」と判定しているのかこの記事では全くわからない。保…

高齢者の怒りの本質は?

ここのところ政策立案者の立場に立って考えてきたが、今度は保険加入者の立場で考えてみたい。 そもそもマスコミの主張する「高齢者が怒っている」の中身は、一体なんなのだろう。(1)天引きについての不満 「承諾を得ないのに勝手に引かれるのは心外」と…

なぜ世界的エネルギー危機は不可避なのか?

ロシア政治経済ジャーナル No.521というメールマガジンでガソリン値上がりについての原因について言及があった。文中、アメリカ経済の減速が原油価格を引き下げるはずであるのに、高騰しているこの矛盾した状況について面白い指摘がある。原油の高騰の長期に…

日本の社会保険制度の歴史

欧米の社会保険制度は民間の労働者が自己防衛のために相互扶助共済組織を作り、次第に団結していくことで形成された。わ が国は労働者保護の観点から、国家主導で行われたのが欧米と違う点である。国民生活の保障というよりは、富国強兵政策の 一環であった…

後期高齢医療制度における低所得者優遇措置

「保険料が上がった」という批判のあるこの制度だが、実際に対象となった国民の何パーセントが上がり、どのくらいの経済 苦境を招いているのか客観的な資料は乏しい。マスコミは例によって思いつきで批判していただけのようだ。いわゆる「低所得者」(この言…

被用者保険の問題

会社の社会保険(被用者保険)の扶養に入っていた人の多くが、後期高齢者医療制度に移行したことで「新たに保険料を払わされることになった」と思い込んでいる。テレビでも苦情を言ったりする人を良く見かける。しかし、会社の社会保険で扶養になっていた人…

後期高齢者医療制度の意義

民主党が後期高齢者の保険を元に戻そうと画策している。とんでもない暴挙だと思う。後期高齢の制度には色々と問題点は確かにあるだろう。しかし、このままでは医療保険が破綻する、国民が窓口で全額負担をする時代が来てしまう、それを回避しようとする第一…

保険料だけが問題なのか

ちまたでは、保険料の高い低いが話題になっているようだ。 しかし、仮に保険料がいくら安くなっても、窓口負担が高くなってしまえば元も子もない。これまで、国民健康保険の場合は「高齢者受給者証」とあわせて使用することで、70歳以上のお年よりは1割負…

本当に大丈夫なのか

年金天引きは市町村の事務を減らすというが、年金天引きは後期高齢者から支払い時期選択の自由を奪うことになった。後期高齢者の年金天引きで、公共料金の口座振替不能の発生などが発生していないか?同一世帯の中に、国保に加入している人がいたとすれば、…

明日に向かって走れ ― 月夜の歌アーティスト: エレファントカシマシ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1999/12/08メディア: CD クリック: 15回この商品を含むブログ (87件) を見るまたもやエレファントカシマシ。アルバム中に収録されてい…

善光◯対お役所

長野県で最も有名な某お寺が、オリンピック聖火リレーをドタキャンした。それによって市民にかけた迷惑についてはまったく責任を取る気はないらしい。宗教団体なら何をしても良いのだろうか。http://www.excite.co.jp/News/society/20080418191540/Kyodo_OT_…

後期高齢者

記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000974-san-pol今日第1回目の引き落としがあった。 自民党がようやく事の重大さに気付き、うろたえ始めた。 転嫁できる責任の矛先を探している事だろう。ポイント稼ぎのために、減免条件などをいろいろ…

色々修正

訪問者が増えているので、何かしないといけないと思いながら何もせずにここまで来てしまった。とりあえずプロフィール更新。友人が無事帰諏。一安心。4月1日、職場が変わる。このまちにもやっと春が来た。

もしもあなたの保険証が

ある日突然役所から通知が来て「あなたの保険証は3月31日で失効します」と言われたら、どう思うだろうか。大抵の人は仰天するだろう。そんなとんでもない話に全国の75歳以上のお年寄りが実際に見舞われた。後期高齢者医療制度の発足のため、保険証が3…

谷川俊太郎 作「あなた」を読んで思いついた事を書き留めておく。 論文は正しさを要求するが、詩は正しさは要求しない。美しいか、そうでないかが問題なのだそうだ。 あなたの言う事や しようとしていることが 正しいか正しくないか それは私には問題ではな…

<制度> 国民健康保険は、0歳から75歳までの人が加入する医療保険制度。 60歳からは65歳までは退職者医療保険制度がある。 65歳から75歳を前期高齢者と言う。 70歳から75歳は、平成21年3月までは所得に応じて負担率が変わる。 75歳以上…

みみをすます (福音館の単行本)作者: 谷川俊太郎,柳生弦一郎出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1982/06/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (20件) を見る谷川俊太郎の詩を読んでいると、小学生の頃歩いた畑の土手を思い出す…

http://www.kokuho.jp/ こんなページがあった(←知らなかったのか、お前)。 この中から、どういう人が加入しているのかを今日は見てみることにする。まとめると、 >職場の健康保険などに加入している人、生活保護を受けている人以外は、全ての人が国保に加…

「アジアの路上で溜息ひとつ」前川健一著 (Amazonの検索で見つからない??)薦めない理由は一つ。読んで前川氏の世界にはまり、旅に出たまま帰ってこなくなっても責任取れないため。悪しからず御了承されたい。一人旅をしていた時期がある。1996年2月…

チベットと旧ソ連邦各国の相似点

ロシアの力を落とすために、アメリカが旧ソ連邦の各国にNGOをつくり、支援を与えて革命を起こそうとしたのはすでに知られるところとなっている。旧ソ連邦の各国は、資源を頼りに開発独裁を数十年続けることで日本や韓国、中国のような経済的成功を目指し…

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所からのアピール

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所からのアピール苦悩が読み取れるような文章が掲示されている。 ちなみに、チベット視点でのチベット史も出ているので参考になる。チベットについては、私は伝聞に基づく情報しか持っていない。留学中に日本語との相互学習を…

国保の話題の中で、自分の興味を持てる分野を探し続ける日々。以下、出典は『ウィキペディア(Wikipedia)』。>国民健康保険(こくみんけんこうほけん)は、国民健康保険法(昭和33年法律第192号)に基づき・・・・ この法律をまず読んでみる必要がありそう…

今日の長野日報記事に「特定健診の対象外項目 諏訪市が独自負担 」と言うのが出ている。 http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10153●記事を要約すると<医療制度改革> ・医療制度改革が4月から始まる ・その中に「特定健診」とい…

チベットで暴動

チベットで暴動が起きているという。 天安門の時もそうだったが、アメリカ式人権主義に偏った報道で中国の本来の姿を見つめようとしない、いやなにおいが漂っている気がする。 「独立」がどこまでチベットで一般大衆に共有されているのだろうと思う。 気分的…

ドル売り

ドル基軸通貨体制が危機的な状況にあることがささやかれてすでに久しい。今度のドル売りが長期的な米国体制崩壊のはじまりなのか、それとも一過性のものなのか。あるいは、前者だとして、崩壊が食い止められるのか。新体制を望む人はいったいどのくらいいる…

言葉の選び方

例によって村上龍編集長のJMMから。 「崩壊」という言葉を使った理由について考え、それが背景にあきらめのようなものがあるのではないか、喝破する。続けて「あきらめは安らぎをもたらす」と痛烈に(?)批判し、言葉は慎重に選ばれるべきだと結んでいる…

そして今月の写真

早朝雪天。午前中に霙に変わる。少しずつ春が来ている。諏訪湖の氷も溶けてきたようだ。気温もマイナスにならなくなりつつある。 間が開いてしまったが、英語の勉強つづき。 Kafka on the shore "Either way,I don't think I can stand sadness I feel right…