被用者保険の問題

会社の社会保険(被用者保険)の扶養に入っていた人の多くが、後期高齢者医療制度に移行したことで「新たに保険料を払わされることになった」と思い込んでいる。テレビでも苦情を言ったりする人を良く見かける。

しかし、会社の社会保険で扶養になっていた人は、本当に保険料を払っていなかったのだろうか?社会保険の構造を良く知らないので何ともいえないが、「保険料を払っていなかった」は嘘である。

なぜなら、もし払っていなかったとしたら、誰が彼らの保険負担分を支払っていたのだろう。単に、加入していた人が、彼らの分まで支払ってくれていただけに過ぎないのだ。つまり、保険料はかかっていたのだが、当人たちが知らなかっただけなのだ。

会社によって給付も保険料も大きく異なり、格差社会の象徴のようになっている社会保険だが今後の同好が注目される。