2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

希望的観測はやめようと思う

たまには自分の頭で考えたことを書いてみる。政権が交代し、不合理な政策が次々に打たれている。それについての識者コメントを見ていると、旧自民党だけでなく民主党にまで自民党時代が懐かしい人たちがいらっしゃるようだ。 私は民主党には何も期待しない。…

「モード」とは

芸術・文化・社会 (放送大学教材)作者: 徳丸吉彦,青山昌文出版社/メーカー: 放送大学教育振興会発売日: 2006/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るファッション系の専門学校や大学などに学んだ方には、常識なのだろうが、私は「モード」とい…

ウロボロスの蛇の例えについて

ただの雑学メモ。 蛇が自分の尻尾に噛み付いている絵柄を、古代西欧美術でしばしば見かける。日本で言う「自分の足を食う蛸」みたいなものだと思っていたら違ったのでメモしておく。以下、Wikipediaからまとめ。この図柄は、蛇の宗教性に関係がある。 脱皮し…

「内部留保に課税する」とはどういう意味なんだ?

共産党志位委員長が「企業の内部留保」に課税することを提案しているらしい。この人の言う「内部留保」の定義が曖昧なのでよくわからない。 法人の税務申告の経験のある人なら、別表5?にある例の奴だ。剰余金処分案に出ている「社外流出」と『内部留保』。…

卒業生へ

人の生は夢と同じだ。主観的現実とも言える。うがった言い方をするようだが、世界は広いけれど所詮私が知り得たものが私にとっての世界の全てだ。 私たちの主観的現実は芝居と同じだ。All the world's a stage,目の前で出演者たちが、様々な役割を演じる。も…

扉が開くとき

どこの高校にもあるように、私の母校にも生徒会のようなものがあった。 その活動に入れあげていたせいで、受験勉強をまともにしていなかった。 おまけに、3年生のときは精神的に非常に参っていた時期で、学校へ行っていない時期があった。(後にそういう状…

詳細は全文を聞いてからでないと

マスコミが陸自の連隊長の言葉尻を捕まえてキャンキャン騒いでいる。http://www.asahi.com/politics/update/0213/TKY201002130232.html一部引用。 北沢俊美防衛相は13日、長野市での会合で、陸上自衛隊の連隊長が「同盟関係は『信頼してくれ』などという言…

自殺率について

学生の頃の専門は社会学だった。私の頃は判で押したように「古典」を読まされたが、そのうちの一つにデュルケームの「自殺論」がある。自殺率の動向を社会的要因から分析しようとしたものである。Twitter と自殺について (内田樹の研究室) http://blog.tatsu…

「アフリカ」つづき

アフリカを巡る議論が続いている。もとは私もよく拝見しているChikirinさんの記事。 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100207この記事にはどうやら、諸氏を挑発する効果があったらしい。 「どんな風にやっても援助がうまくいかないなら、いっそ植民地化して…

伝承と個

芸術・文化・社会 (放送大学教材)作者: 徳丸吉彦,青山昌文出版社/メーカー: 放送大学教育振興会発売日: 2006/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る第10章 伝統音楽における変化日本の伝統音楽は、授業の中では限られた量しか扱われないた…

現代環境法の諸相

現代環境法の諸相 (放送大学教材)作者: 北村喜宣出版社/メーカー: 放送大学教育振興会発売日: 2009/03メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 諏訪地方でもゴミ排出の有料化がようやく検討され始めた。少し勉強しておく事にした。…

アフリカという地域

学生時代に行っておけば良かったと思っている場所に、アメリカ、北欧、インド、そしてアフリカがある。日本の「もしも」が沢山ある地域だからだ。 教育が無く、賄賂が横行し、暴力が絶えず、貧困と飢餓を根絶できない地域がそこら中にある大陸。もしも、泰平…

北欧モデル

経済が傾けば、北欧モデルは批判にさらされやすい。 税収が減れば公による福祉は縮小せざるを得ないからだ。当然、スウェーデンやフィンランドは今、言われたい放題だろう。 日本の医療制度は健康保険で収入を確保し、診療報酬制度で支出を管理している。し…

世界史の中に、地中海の時代があった。

海の都の物語 塩野七生 3イタリアの国旗は3色だが、海の上では中央に紋章がある。この紋章は「ヴェネツィア」「ジェノヴァ」「ピサ」「アマルフィ」の4カ国の紋章を組み合わせたものである。4つとも「地中海の時代」に、地中海に覇を唱えたイタリアの都…

私たちにとっての「グローカル化」とは

「世界標準」「グローバリゼーション」という言葉が一時世界を席巻した。 一時は、「世界標準にあらずんば人に非ず」とまで言わんばかりの勢いだったが、最近はこれに対する感情的な反発が各地で起きている。我々はどうあるべきなのだろうか。 東西冷戦の終…