2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

日本社会の特徴と過去を教訓とすることについて

ようやく読み終わりそうだ。 www.shinchosha.co.jp 国民健康保険制度のはじまりは戦前だったことを、どれだけの人が知っているだろう。もちろん財政体力が列強より劣る日本が「国民のため」だけで行ったはずはなく、軍事力強化の理由もあった。 「陸軍は農村…

諸外国では歴史はどのように教えられているか

大学で履修した科目の中に、諸外国でどのように歴史が教えられているかという科目があった。ブックオフでこの本を見つけた時、とっさに買ってしまった。 イギリスの歴史教科書を日本語に翻訳した本である。 「イギリスは植民地主義を謝罪しない」と言い張る…

「自民党を支持するわけではないけれど」

立場上、政治的中立性を問われるのだが、社会矛盾の最前線に立つ一員として、危機感や問題意識を持つことは一方で必要なことだと思う。 その際、しばしば「自民党を支持するわけではないけれど、野党がダメだから自民党に投票する」という言葉に出会うことが…

三澤勝衛先生について

ひょんなことからとなり町での読書会に参加させていただくこととなった。 今回の本は「諏訪式。」という長野県諏訪地方を取材して書かれた本である。諏訪出身の人物を紹介しつつ、風土にも言及している。 取材した際のキーマンのせいか、私の知る諏訪地方と…

「本と市民」

高校の友人から勧めを受けて読み始め、とうとう最後まで通読してしまった。 日野市図書館の前川元館長と図書館員たちが切り開いた「日本図書館の夜明け」の物語、と言ってしまったら言い過ぎだろうか。 図書館についての考え方がよくわかった一冊でもあった…