- 作者: 谷川俊太郎,柳生弦一郎
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1982/06/30
- メディア: 単行本
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谷川俊太郎の詩を読んでいると、小学生の頃歩いた畑の土手を思い出す。暖かな春のひだまりと、たんぽぽの咲く土のにおい。柄にもなく、帰れない日々を思い出す。
「みみをすます」は小学校の頃暗唱させられた。あんなに長い詩を良く覚えたものだと思う。独特の語感が心地よかった。口に出して読んでみると、その違いがよく分かる。
今でも一部覚えている。
「ひとつのおとに ひとつのこえに みみをすますことが もうひとつのおとに もうひとつのこえに みみをふさぐことに ならないように」
・・・だったっけ?
さようなら少年期。こんにちは中年期。