みみをすます (福音館の単行本)

みみをすます (福音館の単行本)

谷川俊太郎の詩を読んでいると、小学生の頃歩いた畑の土手を思い出す。暖かな春のひだまりと、たんぽぽの咲く土のにおい。柄にもなく、帰れない日々を思い出す。

「みみをすます」は小学校の頃暗唱させられた。あんなに長い詩を良く覚えたものだと思う。独特の語感が心地よかった。口に出して読んでみると、その違いがよく分かる。

今でも一部覚えている。

「ひとつのおとに ひとつのこえに みみをすますことが もうひとつのおとに もうひとつのこえに みみをふさぐことに ならないように」

・・・だったっけ?


さようなら少年期。こんにちは中年期。