後期高齢と他の制度の不整合

実際に導入してみないとわからないことがあるのはわかるが、他の制度との不整合があまりに目に付く。例えばこんな例。
(1)自動的に無保険になっている
ご主人が会社の保険に加入していた人が後期高齢に移行すると、それまで扶養だった家族は自動的に無保険になる。気付いていない人が多く、医者にかかる段になって発覚する。マスコミはいまだにこの危険性をほとんど報道していない。要は不勉強なのだろう。

(2)4月から6月までの国民健康保険税が高すぎる
多くの自治体は国民健康保険税を徴収するに当たって、前年所得の状況に基づいて課税している。ところが、前年の所得は7月までわからないため、最初の3ヶ月くらいを昨年の金額をもとに計算している。と、いうことは後期になった人の分も含ま
れた税額が最初の3ヶ月は課されることになるため、「人数が減ったのに保険料が変わらないのは何故?」と思っている人が大勢いる。


国は事前に何か措置をとるべきだったのではないか?
これもマスコミはあまり報道しないが・・・。