接待タクシーにはどんな問題があるのか

個人タクシーなどを中心に、国家公務員が終電後の帰宅にタクシーを利用する際にビールやらモノをあげていたことが問題になっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000061-yom-soci

「勝手に料金を下げてはいけない」という法律違反に問われるタクシー会社の問題だ。だが、受け取った公務員の責任が問われている。霞ヶ関や有楽町などの大手企業ではタクシー帰りはしばしば行われており、当然公務員以外もこの手のものを受け取っているのだが、何故か公務員だけが問われている。
法を守るべき公務員が違法行為を行ったのがいけない、ということのようだ。マスコミはまるで鬼の首を取ったかのように報道している。ただ、結果として個人タクシーの営業努力を否定し、国交省や企業タクシーの利権を擁護していることになるのだが、それで本当に良いのだろうか。行き過ぎた接待は問題だが、公務員に限定して受け取った人を罰するとすれば法的に、道義的にどう整合性があるのだろう。