今日の長野日報記事に「特定健診の対象外項目 諏訪市が独自負担 」と言うのが出ている。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10153

●記事を要約すると

医療制度改革
医療制度改革が4月から始まる
・その中に「特定健診」という支給対象(国負担?)になる項目がある
・「特定検診」制度は、生活習慣病などだけが対象

諏訪市の対応>
諏訪市は40歳以上に無料で検診を行ってきた
生活習慣病以外も含めていたので、外れた部分をどうするか問題になった
・新しい「特定」制度は、市の無料検診施策と矛盾するもの
・「特定」から対象が外れた部分について、国保加入者のみ市が金を出す予定
・矛盾点もあり、実務的に実施が可能かどうか検討中

●「矛盾点」とは
国保以外の人たちの扱いはどうするのか?
・検診は有料の自治体もある

ということ。



―――引用元―――――――――――――――――
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10153

ーーーー記事ーーーーーーーーーーーーーーーー
行政・政治 : 特定健診の対象外項目 諏訪市が独自負担
更新:2008-3-19 6:03
 諏訪市は、医療制度改革に伴い来年度から始まる特定健診で、対象になっていない項目も健診を受けられるよう独自に負担する方針を決めた。市がこれまで無料で行ってきた市民健診の水準を維持する狙い。現時点では市が保険者となっている国民健康保険加入者を対象とするが、今後、他の医療保険加入者にも同様の対応ができないか検討していく方針だ。

 特定健診・特定保健指導は、医療費適正化対策として各医療保険者に対し、生活習慣病に着目した健診と、健診によって発見されたメタボリックシンドローム該当者や予備群に対する生活習慣病を予防するための保健指導を義務付ける狙い。対象者は40歳以上75歳未満の被保険者とされている。費用は自己負担と国、県がそれぞれ3分の1を補助する。

 市はこれまで加入する保険に関係なく40歳以上の市民を対象に無料で健診を行ってきた。しかし、特定健診の導入で健診は各保険者の責務とされ、糖尿病など生活習慣病に関する内容に限定された。このため、市は国などの補助対象にならない法定外の項目についても独自に費用を負担する形で従来の健診が受けられるようにした。

 基本健診は有料の市町村も多い中で、市は無料化を継続。受診率は80%に上っていた。しかし、今回の制度改革を受けて健診は各保険者の責務となり、見直しを余儀なくされた。今回の措置について市は「市民サービスの低下にならないよう配慮した」という。

 ただ、国保以外は各保険者の判断となるため、健診に“格差”が生じる可能性も出ている。このため、山田勝文市長は18日の市健康づくり推進協議会で、国保以外の医療保険加入者への対応も検討する方針を表明。市市民課は「事務的に可能かどうか検討していきたい」としている。