固定費と流動性

企業経営において、固定費の割合が増えると流動性が低下する。
流動性の低い企業は変化する事態への対応が遅れる。
だから固定資産への投資はバランスが肝心だ。流動資金がどの程度確保できるのかを熟慮する必要がある。
これは企業経営の常識だ。
 
その常識は自治体経営でも同じだ。
経営の3要素「人」「もの」「金」、最近はこれに情報を加えるが、それは自治体経営でも同じことが言える。極端に箱物を増やせば非常時に対応ができない。元々福祉や教育、インフラ建設と管理のような長期的な事業(事実上の固定費)が組織のミッションである地方自治体においては、ほんの僅かのバランスの変化が社会的弱者の生活を踏み躙る。
普段自分の会社の経営に生かしている「当たり前」と正反対のことを要求する人たちがいる。
困ったものだ。