卒業後、実際に地元の公立学校を見に行ったことのある人はどのくらいいるだろう。
必要な予算が確保され、備品に手入れが行き届き、必要なものはきちんと揃っている学校もある。
一方で修繕が追いつかず、備品の傷みが放置されている学校もある。メンテナンスなどにPTAのボランティアに頼っている学校もある。古い器械を使って給食を作っていたり、不衛生がそのまま放置されている学校もある。
予算不足をPTAに依頼するのは筋違いだ。学校の予算などは最優先で自治体が予算をつければ良いだけだ。
どこの誰に聞いても「教育を重視すべきだ」と言うはずだ。具体的な教育の内容については論争はあるが、最小限の備品を揃えることにまで異を唱える有権者はいないだろう。
学校に予算をつけずPTAの労力を頼み、他へ予算を使っている自治体のPTAの役員たちはベルマークを集める手間を、首長のリコール運動に使うべきなのだ。
その方が生産的だし、第一楽でいい。