建設業界の人手不足について

東北で建設需要が高まっているにもかかわらず、東京オリンピックを招致してしまった。そのため建設業界が苦境に陥っている。
高度経済成長期で建設需要は経済を引っ張ったが、今日なぜ同じ現象が起きないのか。自分の勉強のためにメモ。

高度経済成長期
農業から第二次産業への転換が起き、建設需要を呼んだ。そのための人員や人材が潤沢になされたのは、国民の大半が地方で従事していた農業から大量供給されたからだ(事実)。もともと兵員として海外へ赴いていた方々でもあるから、土木建設業には経験があったのではないかと推測もされる(推測)。
都市への人口の集中は第三次産業の高度化を引き起こすが、それはまた別の話。

震災後
天災が急な建設需要を呼び起こしているにもかかわらず、政策的に建設需要を呼び込んでしまった。もともと少子高齢化で人員不足が始まっていたにもかかわらず、上記二つの現象が起きてしまった(後者は為政者の思いつきで引き起こされた)ので、さらに追い打ちをかけられることになった。

要は人手が足りないのがわかっていながら東京オリンピックを招致してしまったと言うことだ。太平洋戦争も戦勝がほぼ不可能の見通しがあったにもかかわらず、開戦してしまった。戦争の方は追い込まれた挙げ句のやむを得なかった面が無いではないが、今回東京は何か追い込まれているような事情があったのだろうか。

現舛添東京都知事はどのように運営するのだろう。