たまには政治向きの話を

尖閣諸島を巡って日中が対立している・・・と加工としていたら、あっさり日本は無条件降伏してしまった。

今回の一連の動きの中で、中国の戦略と戦術がびっくりする程鮮やかだったのが印象的だった。日本はあっという間に敗戦となった。

政戦両略という。政治の延長に戦争があり、戦争は政治(外交)の一手段である。その意味で、今回はまぎれも無く敗戦だったのだ。

マスコミを通じて聞こえてくるのは、「弱腰外交」への批判だ。自民党の谷垣総裁が街頭で民主党政権を批判していた。

ただ、今回の敗戦は数十年にわたった防衛への手抜かりの結果であり、戦犯はもちろん自民党の怠慢にある。管政権でなく自民党政権でも同じだっただろう。中国は勝てると踏んでかかってきたのだ。

この日のために国民が総力を挙げて文武を磨いて来た中国。
戦争に口先で反対するだけの日本人。

勝敗は最初から見えていた。
今の日本人に、管政権を批判する資格などないだろう。

仲のいい中国人が何人もいる。だから、この問題が大きくなってほしくないと痛切に思って入る。だけれども、ここまで「弱い日本」では、彼らとの友情に帰ってひびが入る気がする。


まあ、こんなこと言っても沸騰する世論と、調子のいいニワカ右翼のおっさんたちには馬耳東風だろう。

今の俺にできることは、黙って中国語の勉強を続けることだけである。