看護師と医師の関係について勉強してみた

基礎看護学 (放送大学教材)

基礎看護学 (放送大学教材)

放送大学「基礎看護学」つづき。
看護師の医師との関係について重要であるとの指摘がある。
以前、看護師の友人から看護師の能力次第で患者の治りが全然違うと言われたことがある。
確かに、医師よりも場合によっては看護師の力が問われることもあるだろう。患者の状況をつかんで的確に意思に伝えられるかどうか。逆に、医師も看護師からどれだけ沢山の情報を取れるかも重要だと思う。医師の判断ミスに事前に気づくこともあるかもしれない。現場を想像すれば、感染予防やセルフケアの促進は医師より看護師の役割が重要になる場面が多いような気がする。
 医師と看護師は従属関係になることがある。看護師をお手伝い程度にしか思っていない医師がいる。看護の専門性を同書が盛んに説いているのは、そうしたことが背景にあるのではないか。患者の権利を擁護するという視点においては、医師との従属関係に日ごろからあると、医師と患者が対立した時にその推進は阻害されやすい。意志と自由な意見交換のできる協働関係が築けているかどうかが問題となる。

看護師の法律上の身分保障は戦後本格的に整備された。以下まとめ。

1948制定 1951大幅改正
保健婦助産婦看護婦法 憲法25条に依拠 略して「保助看法
2001年名称変更
法の目的は保健師助産師、看護師、の資質向上により医療及び公衆衛生の普及向上を図ること。
保健師は名称独占だが、1年以上保険市になるための学科を修めたもの、保険市養成所を卒業した者(ただし、行政が予防業務に従事する職員を保健師として採用しているため、制度はそれほど空文化していないと思う。)
看護師の定義「厚生労働大臣の許可を受けて、傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話または診療の補助をなすことを業とする者」

看護活動の領域
健康増進活動、室病や健康障害に対する予防活動、健康環境調査活動、仕事などの社会的役割を維持しながらの療養生活支援、子育て支援、学校保健、労働者健康支援、高齢者・家族支援、ノーマライゼーション、在宅・訪問看護ケア