第10区男女共同参画講演会(記録)

日時 2019年2月23日(土)19:00~21:00

場所 富部公民館(長野県出前講座)

 

以下、聴講の記録。

 

●要支援者について

「地域の支え合いマップ」の作成が必要である。個人情報の扱いが難しいが、知らなければ助けに行けない。

 

●災害時の女性特有の問題

災害時 女性の死亡者は男性を上回る(熊本 1.4倍)

雇用 被災時は建設土木中心の求人が多く、女性に不利

健康 生き残っても健康課題を残す

女性 睡眠障害を訴える方が多い

(男性は因子が増える傾向)

 

●避難所の問題 特に女性にとって環境が悪い

シャワー、入浴ができない トイレ数が足りない プライバシーが守られない

トイレの我慢による合併症(トイレ回数を減らす→水分摂取を控える)

∴運営責任者に女性が参画する必要性

 

●防災活動への女性の参加

男性だけではニーズ掘り起し困難

地域の防災会議はどの地域でもほとんど男性で構成されている

男性中心の防災からの転換が必要

女性でも扱える訓練用消火器がある

女性の参加を募るためには工夫が必要。女性の多い地区行事にアプローチするなど

 

●性被害防止のために

避難所で同調圧力からDVや性被害を言い出せなかったケースがあった

家族単位のスペースではなく、夜は女性だけの部屋を作っては

男女ペアの組を作り、交替でパトロールを行う

性被害などの相談窓口を設ける

 

●最近の防災活動事例紹介

大田区の「避難所開設キット」(箱に一式入っていて、誰でも避難所を開設できる)

非常時持ち出し物品

近年の災害では商店がいち早く復旧するため、「現金」が必要とされる

スマホ関係物品必須の時代 コード、携帯バッテリー、コンセント、分岐

正常性バイアスに抗することの重要性

 

https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/chiiki/bousai/hinanjyo/kyoten.files/kid.pdf