「海外脱出」論戦

ネット上で「若い人は海外へ脱出したら?」という方々と、「どこへ行っても同じ事、幻想は持つな」というような方々の論戦が続いている。海外に1年だけ留学していた経験から、興味深く見守っていた。
個人的に一番共感できたのは、この方の記事。

Mutteraway 時事問題 を語るブログ

私はここまでやった事は無いので、妥当性はよくわからない。だが、海外に出ようとするなら、日本以外でも通用する技術をうまく習得して行く事が当然必要。そのためのノウハウが丁寧に記述されている親切な記事だと思った。

もう一つこの記事の良いところは、敗者復活戦としての海外脱出論が述べられている事だ。たしかに、そういう側面はあると思う。私も1年中国に行ったことで、3流大学出のニート生活を脱出するきっかけをつくることができた。

当ブログで再三にわたって触れているが、日本には北朝鮮同様、身分制度がある。正社員になり損ねると、よほど協力な縁故が無い限り、たとえどのような高レベルな技能を保有していても、ほぼ一生非正規雇用で低収入生活を強いられる。逆に、正社員になればろくに仕事をしなくても食って行ける会社は沢山ある。大半の若者が革命に興味を持たないのであれば、個別に脱出経路を探るしか無い。この記事は一つのヒントになりうると思う。