では、どうしたらいいのだろう

トラックバックのやり方をようやく覚えたのでやってみる。

シートン俗物記自滅する地方さんから。
中心市街地をロードクリアランスしても、自滅するだけだ」という説をよく聞く。その通りだと思う。思うけど、私は事例をここまでわかりやすく示せなかった。これはわかりやすい。

はてなのトップページに出ていることを思うと、全国で同じような現象が見られるのだろう。事実、見られる。役人仕事から始まるこの「まちづくり」と言う名の「まちこわし」は、私の住む街のあたりでもたくさんある。「役人仕事」であるという理由は、何をもって「中心市街地の活性化」とするのかを考えずに、都市計画だけを一生懸命やった結果だからである。優秀な役人と、若手の長時間残業の結果つくられた街なのだろう。彼らは今、何を思っているのだろうか。



この手の批判を聞いていていつも思うことがある。
代案はあるのだろうか。

「無い」と言わざるを得ない。

やらなければ、スラム化するかゴーストタウンになるかどっちかだったのだろう。
ロードサイドへシフトしていくのは、その方が便利だからだ。郊外に道路を造ったからではない。鶏と卵の関係と言うよりは、需要主導だと私は思う。


全国で中心市街地の再生プロジェクトが進行中である。中には大規模開発とは違うコンセプトでやっていて、「成功事例」と紹介される例もある。しかし、その「成功事例」の大半は、行政の支援が無くなると消えて無くなっているという事実を誰も報じない。そして、「成功事例」の中で生き残ったところも、大半の商売人は青息吐息だ。

日本の税制や地価、人件費の設定のされ方、中小商店向けのファイナンスに問題があるのだが、誰も手をつけようとしない。
理由はたぶん一つだと思う。

そういうことを考える人は、中小商店の再生なんか興味がないからだ。
ま、縦割り行政の弊害って事だね。