中国食品について

天洋食品製造の餃子に端を発し、食品パニックが起きている。中国産食品に農薬が大量に混入しているのでは?という推測記事が連日掲載され、消費者に不安を起こさせているからだ。マスコミの意図はわからないが、売れそうな劇的な話題がここのところ少ないのだろう。朝青龍タタキも一段落した事だし。

中国食品の危険性は、何も今に始まった事ではない。15年近く前に私が留学していた頃に、もう既におかしかったと思う。多くの中国人に農薬の大量使用が問題だという認識が無かったし、そういう農産物を当たり前のように日本は買っていたし、当たり前のようにみんな食べていた。今急に騒ぎ始めた理由はなんだろう。何か裏があるのではないかと勘ぐってしまう。

15年前と今を比較すると、中国批判がしやすくなったと言う事が挙げられる。小林よしのり氏の漫画によって、国内の中国党の権威は失墜した。神聖不可侵だった中国韓国戦争被害者論は一蹴されたが、反動で嘘やでたらめですら新聞に載せても良い事になった。

もしかすると、今回の一件は根拠が無いのではないかと疑ってしまう。天洋食品の責任でなかったらどうするつもりなのだろう。国内の企業を根拠無く誹謗中傷した時には、謝罪会見ですんだが、今回は日本文化の中だけで済む話ではない。