時計の針はなぜ右回りなのか―時計と時間の謎解き読本

時計の針はなぜ右回りなのか―時計と時間の謎解き読本

時計は何故はじまりが0ではなく12時なのか。一日の終わりは何時なのか。考えてみれば当たり前のようであたりまえでない、時にまつわる色々な小話が紹介されている。

 私たちが知りうる世界には限りがある。私たちが見ているものは、私たちが認識できるものに限られる。
 この前提を基礎に、時について考えてみると、時は人間が太陽を基準に24時間に分けて考えるための尺度に過ぎず、その実、大きな宇宙の動きの中では大した意味を持たない。時間について人によって感じ方が違う。近代的な生活に支障をきたすため、客観的なデータを時計によって作り出したにすぎない。


・・・以上のようなことを、遅刻した言い訳にいつか言ってみようと思う。