- 作者: 織田一朗
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 1994/10/01
- メディア: 単行本
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時計は何故はじまりが0ではなく12時なのか。一日の終わりは何時なのか。考えてみれば当たり前のようであたりまえでない、時にまつわる色々な小話が紹介されている。
私たちが知りうる世界には限りがある。私たちが見ているものは、私たちが認識できるものに限られる。
この前提を基礎に、時について考えてみると、時は人間が太陽を基準に24時間に分けて考えるための尺度に過ぎず、その実、大きな宇宙の動きの中では大した意味を持たない。時間について人によって感じ方が違う。近代的な生活に支障をきたすため、客観的なデータを時計によって作り出したにすぎない。
・・・以上のようなことを、遅刻した言い訳にいつか言ってみようと思う。