荻上チキさんによる「一貫性理論」についての簡単な説明。
一貫していないものを気持ち悪く感じる心理。
小さなものに同意すると、理論が一貫していればより大きな行動に同意してしまう。
一貫していないものは居心地が悪くなる。心理の奥深くに埋め込んでいく。ある理念について「矛盾があるじゃないか」と指摘し始める。目標を果たすことができず「自分はダメだな」と思う。
動画ではSDGsを例に成長について述べているが、その逆もあるだろう。
洗脳したりマインドコントロールしたり、パワハラやセクハラのような心理的抑圧が効果を発揮したりする際にも同様のことが見られるのではないか。
カルト商法などで営業マンが「さっき言っていたことと違うじゃないですか」「だからあなたはダメなんです」という言葉を使うのを聞いたことが何度かある。
個人的には人は一貫してなどいなくて良いのだと思う。
一貫性にこだわると、多様性を排除してしまうことにならないか。
誰もが優秀であるわけではないし、誰もがとことん突き詰められるわけではない。
できることをできるだけ力を出し合うことが大切だと思う。
そのための環境を作ることがボランティア活動などでは大切だと最近よく思う。