給付と負担

まるで「保険料が高い」の大合唱が日本で起きているかのように与党は思っているのだろう。保険料を下げても、高齢者は納得しないだろう。
負担と給付が一体のものである事を、誠実に説明してこなかったツケがまわってきたと言うべきか。保険を変えるだけで抵抗する高齢者は、若年者の事などどうでもいいのである。限られた収入がますます減らされる事にしか興味が無いのだ。

かつてこの国には、同胞のために大勢の人が命を投げ出す人がいた。にもかかわらず、今の高齢者はなんと言う事だろう。「最近の若者は」などと、二度と言われたくない。