防災士第3講

本講は自分、家族だけでできる防災対策についてがテーマ。
年に1度は家族会議で自宅の災害リスク、避難所、備蓄品と保管場所、消火用品、ガス栓やブレーカーの位置、家族連絡方法を確認。備蓄品は季節によって異なることに留意。
地域における共助の場合、備蓄品や備品は行事などで利用することで、複数の住民が使えるようになる。
<準備しておくべきもの>
防災資材機材・・・救出救護、消火、避難誘導、給食給水、情報、家の片付け用機器等
非常持ち出し・・・貴重品、非常食品、応急医薬品、その他
非常備蓄品・・・非常食品、燃料、生活用品、生活用水
<火災>
<風水害>
他の災害に比べある程度予測できる。
・強風対策
窓のほか、庭などにあるものを固定する
・大雨対策
床上浸水のおそれがあるときは家具を2Fに上げる。土嚢、止水板を用意
水嚢・・・ゴミ袋を二重にし水を入れ、段ボール箱に入れて使用する
大雨の際は地下室立ち入り禁止
地震
絶対に助かる方法は存在しない。建物の安全性を高めるなどリスクを減らすことは出来る。
<家具固定>
家具転倒を防ぐ。阪神淡路大震災では圧死が8割であった。テレビ、電子レンジが宙を飛ぶことを知っておきたい。
ポール式の場合は天井にしたからの突き上げに耐える力が必要。
建物倒壊予防(耐震化)の必要性とは、内部の人を守るほか道路をふさぎ救援活動を妨げる、避難生活の長期化による復旧復興遅れを防止することにある。
<3日目までの時間割>
〜2分 自分の身を守る 落下物など
〜5分 地震直後 火災予防、出口確保
〜10分 家族安否確認、家屋被害状況確認。必要あれば避難準備、津波対策
災害用伝言ダイヤル171利用
〜半日  近隣確認 生き埋めがないか、火災がないか

<場所別>
・ビル内にいる場合は
エレベーターはすぐに近くの階のボタンを押して降りる
コピー機注意
・地下街
揺れが小さい。太い柱に身を寄せてアタマを鞄などで守る。鞄とアタマの間を10cmは開けると衝撃を和らげる。停電になっても非常灯がつくので慌てない
・電車内
急停車に備える
・劇場映画館
天井落下の可能性。
・自動車運転中
急ブレーキ禁止。駐車場や空き地がある場合は駐車。窓は閉め、キーはつけておく
・街中
落下物注意、ガラスは建物の高さの半分くらいまで飛散する
新しいビルの中は安全だが、古いビルは耐震性に問題があることがある
ブロック、自販機、電柱に近づかない。電線注意
・デパート、スーパー
陳列棚や大型商品の転倒注意
・高層マンション
エレベーターが使えなくなる
高層階に住む人は水、食糧
<火災>
・防火製品を使う。火災を起こさないことが大切
・巻き込まれた場合
息を止めて避難、煙の下に空気がある。ポリ袋に空気を入れて避難
防火区画が形成されたときは防火戸から避難。必ず閉めること
建物に戻らない。逃げ遅れ野状況を伝える
・初期消火・・・天井に達するまでが限界。それ以上は避難する。
バケツでの消火は、一回でかけるのではなく、少しずつ分けてかけた方が効果的
バケツリレーは空バケツ回収と水バケツ運搬の2列で
牛乳パックに水を入れ、火元に押し出すようにかける、ビニール袋に水を入れて投げ込む。
就寝者に知らせる
地震では電気起因の火災が多い。ブレイカーが震度5以上で自動的に切れる
<風水害>
マンホール、側溝への転落注意
膝上以上の場合は無理して避難所へは行かない
ゲリラ豪雨の予兆は真っ黒い雲、暗くなる、雷鳴、冷たい風、ひょう
<竜巻>
屋外・・・車庫・プレハブに入らない、近くの丈夫な建物へ、水路やくぼみに身を伏せ、両腕で首を守る
屋内・・・地下室、最下層へ、部屋の隅、ドア、外壁から離れる、家の中心部で窓のない部屋へ、頑丈な机の下に入る
<豪雪>
三分の二が除雪時の死者。屋根からの転落等。