竹島(独島)上陸

韓国大統領が竹島に上陸。
ネットやリアルでいろいろな方々が大声を上げ始めた。

本当にもうやめてほしい。

歴史を振り返ればくだらない事で戦争になる場合がある。両国国民とも「歴史問題」を声高に取り上げるわりには、「歴史から何を学ぶべきか」について関心がないらしい。

いちばんおかしいと思うのは、両国とも大きな声を上げている人の大半は戦争には行かない年代の人たちである。安全なところから言いたい放題の彼らを、情けなく思う。

日本の状況を振り返れば、もし武力衝突なったら日本には軍隊がない。具体的にどうするか考えたことがあるのだろうか?感情的に煽っているネトウヨ諸兄をはじめ「愛国派」の人たちはどう思っているのだろうか。懲りもせず、また人間爆弾をやるのだろうか。

自衛隊員と、その家族の事を少しは考えたことがあるのだろうか。金を払えば彼らが始末するのが当然だと思っているのだろうか。東北の彼らの献身的な活動を、もう忘れてしまったのか。

そもそも自衛隊なんでも屋ではない。外交失敗を押し付けるのは筋違いだ。第一、そういう国の軍事組織は弱い。

韓国の事を思えば大統領が島に上陸して、得をしたのは大統領本人だけである。さすがにそのうち気づくだろうけれど。

そもそも、両国国民には共通の課題があったはずだ。
アジアの貿易関係をもっと密にして、比較優位をフル稼働させて経済成長をしなければ、両国とも高齢化社会を乗り越えられない。お互いにその事を早く思い出した方がいいと思う。

韓国のサッカー選手がグラウンドで横断幕を掲げ処分されたそうである。「ハングルを読める国は2つだけ」と、痛い突っ込みを中国人のネットユーザーからもらったりしている。

それはともかく、日本の選手がそんなことをしたら、きっと世論は赦さないし、軽蔑されるだろう。日本がそういう国であってよかったと私は思う。これからもそうであってほしい。