今日は中国語ネタ。
(中国語の基礎知識:老師=教師、先生 同学=クラスメイト)

本日はC老師(先生)にL同学(韓国人留学生)が質問したときのお話。やりとりは中国語で行われています。

C老師曰く、
「年長者や社会的に尊敬される人には「老」をつけることがある。例えば、教師は「老師」と言う。中国では、「老人」は、尊敬に値することで悪い意味はない
L同学曰く、
「しかし、女性はどうなのでしょう。例えば、教科書を見ると年上の女性を呼ぶのに阿姨(アーイー=おばさんの意味)という言葉と、年下の女性を呼ぶのに「小姐(シャオジェ=おねえさんの意味。※えっちな意味ではない)」の二つがあります。年齢が良くわからないときはどうすべきなのでしょう」
C老師答えて曰く、
「基本的には、年上として扱うべきである。目下に見られる事は、決して快いものでは無い。」
L同学曰く、
「なるほど〜。おかげで明白になりました(←中国語で「明白了」)。感謝いたします。」
C老師曰く
「どういたしまして。」

と、いうことだったが、ほんとうにそうなのか?

L同学とはかって、実際に試してみることにした。実験台は学食の30歳前後のSおねえさん(おばさん?)。時間はお昼の食事の時間。

第1回実験。実験者はL同学(以下L)。
L「シ・・・シャオジェ!ご飯を下さい!」(←ナニ赤くなってるんだよ)
Sおねえさん「(ちょっとびっくりして、とっても嬉しそうににっこりわらって)はい、どうぞ。」


第1回実験終了後の総括。
L「彼女は喜んでたよな。なんか赤くなってたぞ。」
私「やっぱりそうなんだ。もしかしたらLさんのこと好きになったなんじゃないですか」
L「違う、違う。と思う・・・(冷や汗)。そ、それより実験を続けよう」
私「もういいじゃないですか。結果は明白です。」
L「いや、駄目だ。日本人は実証主義的でないな。」
私「何の関係があるんですか」
L「ないよ。もちろん。」


やむをえん。私の番。
私「(結果はもう見えてる気がするけど)・・・あの・・・・。」
Sおねえさん「ナニ?」
私「ええっと・・・・ア、アーイー(おばさん)・・・」
Sおねえさん「!。!!!。(ブチッ)」私「(何か切れたような音がしたけど・・・・)タ、タマゴを下さい」
Sおねえさん「ガン!ドカ!バン!!・・・ハイヨ!」「す、すみませんでした。しくしく。」
第2回実験終了後の総括。
私「彼女は怒ってたようです
L「そうか〜でも、老師は「おばさん」って言えって言っていた。老師に聞いてみよう」
私「えーっと。Lさん。あのですね。」
L「いや〜、これも一種の勉強だよね。」
私「・・・・(お、おのれ)」


授業中
L同学が問う「老師。学食の人に「アーイー」と呼びかけてみました。」
老師答えて曰く「そうなんだ。それでいいよ。」
L「しかし、なんだか怒っていたようですよ」
老師曰く「それは変ですね。最近の若い女性は良くわからないね。」
L「先生も是非やってみては」
老師曰く「いやいや、私は良いよ。みんな私より年下だから、私から見れば「シャオジエ」なんだよ。」
私「(・・・・なんか不公平だ!)」