80年代は

尾崎の時代だった。
愛とか夢とかが地平線のずっと向こうにはあって、
いつかは救われるんじゃないかと思っていた。
90年代に入ってバブルがはじけて、
地平線の向こうにはずっと地平線が続いていて、
どこまでも終わらない日常が続いている事がわかってしまった。
日本は世界で一番じゃないし、非力でしょうもない自分が
浮き彫りになってしまって
自分が誰だかわからなくなってしまった。

2000年になって、無理をしてはいけない、
頑張っちゃ行けないって言われるようになった。
言われた通りにしていたら就職できなくて
フリーターで死にそうになった。

やっぱりどこかで踏みとどまらないと行けない、
現実と向き合わなくちゃ、と思った人たちは
まちづくりとか、株とかに入っていった。
株は教祖様が逮捕されちゃったけど、
まちづくりはまだ健在だ。

だからまちづくりなんか今やったりしてるのかもしれない。