田中秀征の一言啓上 第38回

日経bp田中秀征氏のコラムで、こんな記事が掲載されていた。
ーーーー以下引用ーーーーー
頼まないのに役所を辞めて、駅頭で臆面もなく「国家、国民のために働く」と叫んでいる人もいる。本当に国家、国民を思うなら、とりあえずもっと静かにしてくれと言いたくなる。

ポスターにぬけぬけと“誠実”とか“清潔”などと大書している人も要注意だ。本当にそういう人なら、軽々にそんな言葉を使わないはずである。

ーーーー引用終わりーーーーー

その通りです。

新卒の学生が就職面接の時に「私は誠実で真面目です」と言ったら企業の人事担当者は「こいつは少し馬鹿なのではないか」と思うだろう。だから普通そう言う事は言わない。そういう評価を受けるような事例を挙げるようなことは、作戦的にありなのかもしれない。今の若者は、就職活動で自画自賛的な発言がいかにマイナスかをよく知っている。聞いていて、実に痛々しい。

だからなのかもしれないが、田舎の候補者たちの演説や広報活動は、どれも聞いていて恥ずかしく思う。

それにしても、選挙に出る人たちの気持ちが未だ良く解らないのだ。