グライダーが飛んだ

schwartz00002006-08-27

 かつて赤砂崎にあったグライダー飛行場の存在は、すでに忘れ去られつつある。そんな中、霧ケ峰でグライダーを飛ばしている皆さんが、グライダーを飛ばすイベントを行われた。

下諏訪町赤砂崎場所:
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 グライダーは、鉄骨と木でできた骨組みと翼で出来ていて、何人かがゴム索で引っ張り伸縮力で飛ばす、という、子どもの頃駄菓子屋にあった割り箸や発泡スチロール飛行機と同じ仕組みの原始的なものだ。今回飛んだグライダーは「はと」と呼ばれる、霧ケ峰で早くから飛んでいた伝統ある機体。凧やラジコン飛行機などを飛ばす人たちも集まり盛況だった。東山田人口が多かった気が・・・。

 そういえば、グライダーの旧格納庫がまだ赤砂に残っている。某味噌工場の施設になっているようだが・・・。

 とても大切な友人から赤砂崎の空き地の利用方法について、アイディアを聞かせていただいた。航空機産業の実験場としてはどうか、と言うことだった。ジェットエンジンの実験場などは、騒音のためか郊外にあり、実に不便をきたしているという。大学や中小企業などで航空機関係の研究を行っている所は多い。もしこのアイディアが実現すれば、彼らの注目を浴びるだろう。

 実現性としては、既に水道と電気が引かれている。メリットとしては、市街地や宿泊施設も至近。しかも温泉付きだ。製造業の多い諏訪地方の企業に、この業界への参画の機会を作ることが出来る。

 企業を直接誘致するのではなく、企業の注目を浴びて移転を促しつつ、かつ地元の企業にもメリットがあるこの方法は、非常に有効な考えかと思われる。