テレビ東京の「カンブリア宮殿」日本航空の回の録画を視聴。
番組の最後、村上龍氏のコメントが紹介される。この番組が気にいっている理由は、このコーナーが気にいっているからだ。
稲盛名誉会長に村上龍氏が聞きにくい質問をしたときのエピソードが語られた。質問の内容は、稲盛氏の就任以前に発生した同社の問題が原因であり、氏の責に帰すべきものではないものだった。
もちろん、村上氏もそんなことは承知の上で、でも聞かなければいけない内容だったから聞いたのだ(と思う)。
それに対して、稲盛氏は「何でも私に聞いて下さい」とお答えになったそうだ。
解説不要だろう。全責任を負い、全力で問題に向き合っている人だけが言える言葉だと思う。
このエピソードを聞いて自分が恥ずかしくなった。
40が近くなって責任が増したこともあるが、最近の私は言い訳ばかりだと思う。
こういう答の出来る人に、私は一人だけ会ったことがある(稲盛氏ではなく)。いつか歳をとったら、私も言えるようになるのだろうか。
日本航空 稲盛会長就任時の挨拶。
http://www.jal.co.jp/other/info2010_0201.html