国際貢献と言う手法

先日、ネパールへ青年海外協力隊で派遣されていた方の報告会を聞く機会があった。
噂では聞いていたが「自立を促す支援」は本当だった。実に創意工夫して「自分がいなくなっても進められるように」必ずしながら、様々な活動を行っていた。

ご家族が見えていて、こぼれ話として「金が来た」などと言われて悔しい思いもしたと言う。喧嘩ができるまで語学を勉強したそうだ。しかし、そのことを家族に言われてもなお、彼女は決してネパールの悪口を言おうとしなかった。本音はどうなのか知らない。だが、とても立派だと思った。

話を聞いていて思ったことがある。
若者に海外へ出ることをすすめるブログを、最近しばしばみかける。行き詰まった日本から脱出せよ、というものもあるし、若者に行動を呼びかけるものもある。
ただ、今回の話を聞いて「どういう立場で行くのか」ということがとても大事だと悟った。

私は留学によって中国へ行った。自由な立場でものは見られた。色んな階層の人にあえたし後悔はしていないが、所詮評論家に過ぎなかったのではないか?と思うようになった。ビジネスで行った人は、ビジネスで味方になった人については好意的な味方をするが、それ以外の人についてはそうでもない。

自分の浅学さを悟ることができてよかった。