補助金報道

審査で落ちた団体の幹部が行政に苦情を言うのは当たり前のこと。この記事を書いた記者は、官僚が考えた補助金基準がすべて正しいと思っているのか。官依存的体質の記者である。いっそ公務員にでもなったらどうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091007-00000541-san-soci

補助金をとるためには、国の意向に沿った事業展開をすることはあたりまえのこと。そういうインセンティブを与えるための補助金である。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/305579/

この流用記事も怪しいものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091007-00000052-yom-soci
会計上と資金繰りの区別がつかない記者が記事を書いていると思われる。会計上の問題とは、100万補助金をもらい、100万正当な事業に使ったならば問題はない。領収書が揃い、実際に使ったのかどうかだ。
資金繰り上の問題とは、同一の通帳に入ってしまえばお金に色が付いているわけではないので別のものに使われてしまうこともある。しかし、年度内に事業がおこなわれ、別の収入で補助事業の支払いがおこなわれ、年度末に会計上の問題をクリアしていればよいということになる。
補助金の多くはこのとおりである。しかし、通帳も分けろという補助金もある。
今回のはどっちの補助金なのか記事からは分からない。

この補助金関係の記事を読んでいると、この新聞社の記者の多くは補助金制度の意味がわかっていないと思われる。どこかに既得権益者がいて、がっぽり儲かっていて、そいつらをつぶせば社会が豊かになると言う幻想をもっているのだろう。

「どこが」「どうして」悪いのか、と言うところがわからない記事は、誰が書いても同じではないか?