般若心経

線香臭い気がしてずっと好きではなかった。たいした生き方もしていないのに、いざ死にそうになったら仏様に頼ろうなんて、醜いと思っていた。

しかし、経の意味を知って考えが変わった。

要は、「とらわれてはいけない」という事なのだそうだ。

何かにとらわれると物を見誤る。そう言う事ってしばしばある。
物事は見方によってどうとでも変わる。エヴァンゲリオンの最終回みたいな事が書いてある。


思えば、宗教には人が他人や自分の死をどうやって見据えてきたかが顕著に表れているのではなかったか。生死にとらわれすぎるな、されどとらわれなすぎるな、とはなかなか良い教えなのかもしれない。