定額給付金の経済合理性

定額給付金に経済効果がある、いや無い、という議論がネット上でされている。無いという人は将来の借金を前提だから効果が限定的だ、ということだ。将来の借金を前提としても、資金が一定量市場に供給され、それが流通過程の中で投資的効果を持てばそれなりに効果があるはずだ。反対派はそう言う事のわからない人たちでもないようだ。

では、何故反対しているのだろう。彼らは投資的減税を主張している。つまり、成長の見込める企業体力を減税によって回復し、景気を立て直そうという考え方のようだ。確かに、潜在成長率の低い日本に置いては有効な作戦かもしれない。

定額給付金推進派の論拠は何だろう。色々読んでもよくわからないが、他に方法が思いつかないから賛成しているだけのような気がする。

ただ、当座2、3ヶ月の企業の資金繰り回復のためには、減税よりも即効性はあるだろう。それならば、選挙民・・・おっと国民に万券を配るよりは、企業に配った方が正解だっただろう。

しかし、定額給付金は、超どミクロ経済政策だな。国がやるべき事なんだろうか。


どっちでもいいが、私は工業系の任意団体に全額を寄付する事にした。