サイレンの日(2)

昨日のつづき。
 翌日長崎へ向かいました。朝の電車はエアコンがガンガン効いていて、涼しくて気持ちが良かったです。前の晩暑くてよく眠れなかったこともあり、意識が「すーっ」と消えて行き、すっかり居眠りをしてしまいました。
ふっと起きたら通学中の高校生の女の子たちに囲まれていました。おそらくシャワーでも浴びてきたのであろう、爽やかな彼女達と、汚いなりの私・・・。とっても居心地悪かったです。おろおろしていると「挙動不審」と思われますます白い目で睨みつけられました。しくしく。自ら墓穴を掘るとはこのこと。「次の駅で降りようか」と迷いました(結局乗っていましたが)。

 長崎は、実物をふんだんに使った展示内容も良かったですが、何となく、夏の長崎の街の雰囲気それ自体が何かを訴えかけるようでした。展示場の最上階までのぼったときのなんとも言えない、喪失感のような感覚を今も記憶しています。「10代の内に行くべき」場所だと思います。
 街なかへ出てから、原爆関係の史跡?を巡った後、とりあえずお土産を・・・と思ってカステラとビイドロを買いました。お土産代が交通費と同じ値段になったのは閉口しましたが、ビイドロはかなり良いものでした。