国家公務員採用半減でリストラされたのは誰か

終身雇用の職場を採用を半減するということは、若手を大幅に減らすということだ。
一つの施策を回すのに、1人の局長、2人の課長、そしてその下にいる何人もの係長、さらに下にいる大勢の若手の力が必要だ。
この一番下の連中を減らすと言う。特にフットワークの良い若手を減らすのだそうだ。
現場のことなど何も考えていないのだろう。

http://alfalfalfa.com/archives/393490.html

別に民主党が馬鹿なのではない。
おそらく、昔からそうなのだ。

リストラすべきは中高年の使えない職員であり、これから成長する若手ではない。そもそも、採用は既にかなり抑制されており、これ以上減らすことは難しいはずだ。

もう一つ悲劇的なことがある。
今回のリストラで民主党政権が切ったのは一体誰なのか、ということだ。
今、大勢の公務員受験を目指す人たちだ。

公務員試験に合格するためには、数年前から準備が必要だ。民間の就職を諦めてそれにかけている人も多い。中には、真剣に国のことを考えて公務員を目指している人がいる。女性の多くは公務員に生きにくい人生設計を見ているかもしれない。

鳩山は彼らを切った。このことは、長く記憶すべきことだと思う。


今回のことで良かったことが一つだけある。
あることが明確になったことである。

民主党鳩山政権は若者の敵だと言うことだ。
これから貧困で苦しむ若者の敵であり、社会をミスリードした中高年の味方だと言うことだ。
鳩山は中高年を守る労働組合の味方であり、若者から搾取する階級を作る「日本社会の敵」である。

民主党を支持しているのは公務員の労働組合自治労である。
近いうちに彼らが、机の上で画策したことがどういう結果を招くのか、思い知るだろう。