2010新年

 新年あけましておめでとうございます・・・などと、3日もさかのぼって更新してすみません。年末の風邪が完治しないままに、地区の役員としてのお勤めがあるため、慌ただしく新年を過ごしております。
 今年と来年、再来年と悲惨な世の中になると思いますが、本年もよろしくお願いします。もし悲惨な世の中にならないとしたら、それは問題が先送りしているからです。先送りの先には、最悪の場合はクラッシュランディングが待っているでしょう。

 個人的にはもっともっとこの社会が壊れてしまえばいいのに、と思っています。
 ご存知の通り、我が国は地方債をあわせて政府部門だけで1,000兆円の債務を抱えています。債務は返済されるべき物であり、返済されることを前提に経済は動いています。にもかかわらず、この国の国民は増税に同意もせず、自らの利権(年金の受給権、医療を受ける権利、高速を安く利用する権利なども含みます)を手放そうとしません。

 もはや再建の意志を日本国民は持っていないと考えざるをえません。札を印刷すればよいなどとのたまう、中学生レベルの社会科の知識が無い人間が、マスメディアで発言をしています。徳川綱吉の治世がどうなったか覚えていないようです?何のために私たちは高額な税金をかけ、彼らに義務教育を与えたのでしょう。

 彼らの頭に問題があるのではないのかもしれません。聡明な人でも、とらわれを持つと正常な思考ができないことがあります。この場合のとらわれとは「まだなんとかなる」という希望的観測です。これが、多くの日本人の思考の根底を縛っているように感じます。
 おそらく、現代日本人は誰も現実を受け入れるどころか、直視する勇気すらないようです。私たちはこのまま、破局的なインフレを待つしかないのでしょうか。