脱法なのか違法なのか

失業で会社の保険証をなくし、国民健康保険に替わる人が増えている。
退職時には「国民健康保険」会社の社会保険の「任意継続制度」のいずれかを選択する。国民健康保険の加入手続きは市町村の保険関係の部署、任意継続については会社でやってくれる。
そのどちらの加入手続きもとらずに、次の就職が決まるまで無保険で過ごしている人がいる。本来なら病院にかかる、かからないの如何に関わらずどちらかの保険に入らなければいけない。しかし、運良く次の会社が決まって会社の保険に入ってしまうと、保険に入らずすんでしまう。だれもチェックをしないからだ。
ただし、後からわかると、国民健康保険への加入と言うことになる。さかのぼってすべての月数分の保険料をいっぺんに払うことになるので、失業者には痛いところだ。中にはそのまま悪質滞納者リスト入りしてしまう人もいるのではないか。仮に月3万円としたとして、12ヶ月さかのぼれば36万である。「失業手当をもらえる間は働かない」などということを以前の不況の際には言っている人がいたが、失業給付期間中も保険料は取られる。さっさと働いた方が経済的ダメージは少ない。