法人を解散する意味

破産や法人を生産するという制度が何故あるのか、世間的にあまり理解がない。破産は法人の死かもしれないが、社長や経営陣の死ではない。むしろそうした事態を避けるためにある。

何のために法人に死を与えなければいけないのか。一般的には経済的責任を明らかにすることにより、債権者を保護する事で取引を円滑化する事を担保する事と言われている。

しかし、私はそのことによって、救いたいものがあるからだと思っている。法人が死に瀕する時、全ての債権者、経営者、ステークホルダーを救う事は出来ない。その中で救いたいものがあるのなら、法人に死を与える事もあながち無意味とは言えないと思う。

法人を破産させたり、清算させる時には、一体何を救うべきなのかを考えてしまう。無論、そんな余裕があればの話だが・・・。