駒ヶ根市議の池田さんの連投。撲殺事件からご自身が従事してきたホームレス支援の経験から、周囲が何ができるかまで言及されている。
今回の女性野宿者の撲殺事件について、周りにいる困っている人にどう声をかけたらいいかを知りたい方が多いことが分かりました。私が経験してきた範囲でお伝えしたいと思います。まず前提としては困っている人はしおらしく可愛げがあるとは限らないですし、困っている人に関わるのはそれは大変です。
— 池田幸代・駒ヶ根市議会議員 (@sachiiketomato) 2020年11月23日
本来、いわゆる「ホームレス」の方々については、市町村の福祉担当者が訪問する。
けれども現実にはこうした部門の人員は削られ、他の部門に回されてしまっている市町村をしばしば見かける。キラキラした見栄えの良い「個性的な」政策を売りにしている市町村は、こうした部門が手薄であることが多い。行政が本来やらなければならないことをやらずに、NPOに肩代わりさせている実態も無視できない。
こうした分野の削減はなかなかチェックが入りにくい。他市町村と相当慎重に比較してみないと気づかれないからだ。また、訪問数などは特にカウントもしていないだろうし、訪問した数が多ければ良いというものでもない。仮に議会でチェックをしようにも行政当局はいくらでも誤魔化せる分野である。
自治体において経済政策が不要だとは思わない。けれども、こうした部門を削って捻出した人員と施策が流用されていることは、どこかで指摘されなければならないと思う。
上記の趣旨とは外れるが、池田議員の連投の中にあった「野宿者」のために一般市民ができること。
皆さまができることをお伝えします。
— 池田幸代・駒ヶ根市議会議員 (@sachiiketomato) 2020年11月23日
①全国各地で野宿の人たちの生存権を守るための活動をしている団体を応援する。https://t.co/MrI73PI8bv
https://t.co/hIxH3UNWXK
②地域の野宿の人たち向けの情報をプリントアウトして必要な人に渡す。https://t.co/TB0tQKgKYA
③野宿になりやすい出所者の人向けには監獄人権センター作成の社会復帰ハンドブックがあります。https://t.co/yIXy8U9iOn
— 池田幸代・駒ヶ根市議会議員 (@sachiiketomato) 2020年11月23日
④立場の弱い労働者ほど解雇されやすいので、労働組合の相談窓口を伝える。一例として、私の所属する全国一般労働組合は個人加盟できます。https://t.co/6ZOoUaQAjM